Friedman-Schwartzの大著"Monetary History of the United States 1867-1960"の、大恐慌の章だけのダイジェスト版が再発売された。原著は、大恐慌の原因を「有効需要の不足」とする通説に挑戦し、その責任がFRBの誤った金融政策にあることを明らかにして、経済学や経済政策に大きな影響を与えた古典だが、膨大なデータの並ぶ900ページ近い本で、通読した人はまずいないだろう。本書も読みやすいとはいえないが、大恐慌の本質がマネタリーなものだったことを立証する点で、現在の危機を理解する役に立つ。
奇遇にも、先生とは違うアプローチで、先生の「グローバル資本市場:自由主義の放任」で紹介されたのと「ほぼ同じ1,400兆円(1.4兆ドル)の損失額」が、私のほうも算出できました。↓
『日本経済を後追いする欧米。(今は世界規模でのLTCM破綻!) 』
http://diary.jp.aol.com/uvsmfn2xc/1152.html
総資産における調整勘定の日本のバブル前後の変動は、
総資産比率でおおよそプラス15%からマイナス15%に、
激減している。金額として400兆円規模。
(吉川著「マクロ経済学第二版」)
70年代のインフレ期の方がプラス20%と大きかった。当然ながらいずれも金融緩和の反映でしょうね。
現時点では単なる低金利アクションではなく、公的資金投入が焦眉というのは、分かる気がします。
日本ではいまだに資産デフレの後遺症が癒えてないと思うのですが、世界はこれから資産デフレを漂うのでしょうか。
世界中の優秀な科学者からお墨付き?を得ているだけに、異議を唱えることを許さない空気が学会の中に隠然とあるようです。
ケインズの一般理論を良しとして勉強してきた秀才達が世間の中枢を牛耳っている現状には、「ひも理論」より「長〜い歴史」があります。悲観的かもしれませんが、「宗旨変え」を自主的に行なう政治家もジャーナリストなど皆無だと思います。先生のお弟子さん達の時代にならないと「革命」の影響は終わらないのではないでしょうか。
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