
マーティン・スコセッシ監督+ローリング・ストーンズ「シャイン・ア・ライト」は、とても秀れたドキュメンタリーの音楽映画であります。ローリング・ストーンズを撮った映画は「ワン・プラス・ワン」「ギミー・シェルタ」などがありますが、今回のビーコン・シアターのライヴは、この映画のために一夜だけ公演されたものです。野外の大コンサートではなく、狭いステージで演奏するローリング・ストーンズを撮りたい、というのがスコセッシの考え方で、そのためにステージのセットも考え、18台ものカメラ、アームのついたもの、レール上を移動して録るカメラなどを駆使して、ストーンズのパフォーマンスに肉薄しました。
それに過去の彼らのインタビュー映像を挿入して(若かりし頃のミックやキース、ブライアン、ビルの姿を目にすることにより、今現在の彼らが、どんなに年齢というものと無関係であるのか、いや、老いているのは姿のみであることが明解に伝わる)出来上った映像は、まさにストーンズの集大成と言えます。そして、何より究極のライヴ体験をさせてくれる映画なのであります。ミックが若い頃と同じようにステージを所狭しと動きながら歌い、バディ・ガイと共演するキースの少年のような姿に大感激します。思わず顔がほころんでくるのを止めようがありませんでした。
ラスト、ステージが終り、彼らが楽屋口の扉を開けたところにスコセッシが立っています。そのあとの映像のなんと素晴しいこと。ラストのラストまで席を立たないで見て欲しい、絶対!!
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