2007年11月26日

「ALWAYS 続・三丁目の夕日」2007 ★★★★

監督:山崎貴
出演:吉岡秀隆、堤真一、小雪、薬師丸ひろ子、堀北真希、須賀健太、小清水一揮、もたいまさこ、浅利陽介、小池彩夢、小日向文世、三浦友和、他
 相変わらず、温かい。前作よりも更に手の込んだ作品創りに、出演者や製作者達の思い入れが伝わってくる。 
 ただ単に昭和の懐かしさを描いているだけではなくて、当時の苦労や暮らす人々の気持ちもちゃんと忘れず表現されている。だからこそ当時が懐かしく、そして現代を大事に生きようと思えてくるのだろう。この作品が幅広い世代で支持される理由が分かる。
 昭和の町で生活する登場人物たちが大人も子供も可愛くて、当時生活を知っている年代から見れば、私なんかよりももっといろいろ細かく気付く点が多いのだろうな。そう思うと100%楽しめていない気がして残念。
 この曲が流れるだけで心がほんわかあったまる。
 この作品で一番良かったのは、オープニングかな。思いがけないスタートに、心奪われてしまいました。

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「めがね」2007 ★

監督:荻上直子
出演:小林聡美、市川実日子、加瀬亮、光石研、もたいまさこ、他
音楽:金子隆博
 ものすっごい毎日が忙しくて、でもゆっくりする時間も場所も無い!という人にはお勧めかもしれない。それほどまでにゆるい、ゆるすぎるぐらいの時間軸を持つ作品。
 観る前はここまでゆるいとは思わなかった。まるでどこかのパラレルワールドを観続けている感じ。106分ものの『世にも奇妙な物語』のよう。
 何せ何も起こらない。起こらなすぎて、辛くなってくる。なんかもう、肩肘張ってる自分が馬鹿馬鹿しくなってくる。でもだんだんこういう生活もいいかもね、って思えてくる。これが『めがね』ワールドか?
 この作品で一番良かったのは、やっぱりご飯かなぁ。出てくるメニュー、全部がおいしそう!下手なグルメ番組を見るよりも、こっちの方が断然お勧め☆

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「ファンタスティック4 銀河の危機」2007 ★

監督:ティム・ストーリー
出演:ヨアン・グリフィズ、ジェシカ・アルバ、クリス・エヴァンス、マイケル・チクリス、ジュリアン・マクマホン、ケリー・ワシントン、アンドレ・ブラウアー、ボウ・ギャレット、ローレンス・フィッシュバーン(声)、他
 いやー、つい観てしまいましたけど。続編を見るときは前作をちゃんと復習しておかないといけませんね。忘れていた設定なんかが多数あって、観ながら思い出していった感じだった。
 そんな思い出し作業をしつつ、話は進み、気がついたら何がどのような敵なのかがよくわからない状態になっていた。「シルバー・サーバーは結局何?」みたいな。
 単純なストーリーなんだけど、作品の規模とパワーを大きくする為にコテコテつけすぎちゃった、という感じ。前作のようなアホらしさがもっとあってもよかったと思いますが。 
 この作品で一番良かったのは、CG?あのサーフィンみたいな乗り物は操作と効果がよく分からなかったけれど、おいしそうでよかったと思います…。
 

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「夕凪の街 桜の国」2007 ★★★

監督:佐々部清
出演:田中麗奈、麻生久美子、吉沢悠、中越典子、伊崎充則、金井勇太、藤村志保、堺正章、他
音楽:村松崇継
 漫画原作の映画化。この原作に心打たれた人は数多くいるだろう。良くも悪くも、読んだ人の心に深く残る話である。この作品が映画化されると聞いて、期待反面、どういった仕上がりになるのか不安もあった。原作の持つ、あまりに繊細な糸のような
語りをどう表現するのだろうと思った。
 映画は、原作を尊重しつつ、とても丁寧に描いていたと思う。だけど、それだけのようにも感じられ、大事にしすぎた分、どうしてもメッセージ性の強い創りになっていた。この話は観客に対してそんな丁寧な説明はいらないのに。もっと五感で感じるべき話なのに。
 映画を観ていて、この原作のすごさを改めて実感した。しかし、映画が足りないわけではない。原作の持つ独特の空気が深すぎるのだと思う。
 戦争とは、平和とは、そういった教科書っぽいテーマを、初めてこれまでの枠から自然と抜け出して考えられた作品。時代の流れは途切れることなく、今尚続いているということを実感する。
 この作品で一番良かったのは、配役かな。麻生久美子と吉沢悠は特に、イメージ通りだった。「生きとってくれて、ありがとうな」、のシーンは印象深かった。
 平和って大事。

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2007年08月06日

「ダイ・ハード4.0」2007 ★★★★

監督:レン・ワイズマン
出演:ブルース・ウィリス、ジャスティン・ロング、ティモシー・オリファント、クリフ・カーティス、マギー・Q、ケヴィン・スミス、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、他
音楽:マルコ・ベルトラミ
 ダイ・ハードシリーズには無駄が無い。突然始まって、急展開で話が進む。突然の不運に戸惑うマクレーン同様、観客もジェットコースターのような展開にのめり込む。不運の連続、でも不死身の男、マクレーンの第四の事件。今回も期待を裏切ること無く楽しませてくれた。
 勃発する事件は半端ではない。単純ではあるのだが、現代の情報化社会の隙間を狙いつつ、きちんと心理的な仕組みが含まれている点はうまくできている。第一作から回を重ねるごとにレベルアップする事件と、ため息をつきながらも事件に立ち向かうマクレーンとの関係がおもしろい。シリーズ3にはサミュエル・L・ジャクソン演じる、事件の成り行き上の相棒が登場していたが、今回も相棒が登場。ダイ・ハードシリーズに出て来る相棒って憎めないキャラなんだよなあ。
 年月を重ねるごとに確かに年をとっていっているはずなのに、どんどんかっこよく見えてくるマクレーンは一体何者なのだろうか。シリーズとシリーズとの間ではいつもけっこうな時間が経っているのだが、その間のマクレーンの生活もちゃんと変化し、そして事件に巻き込まれる度に培われていく人生観が、それまでの時間経過をうまく表現している。私は、マクレーンの時々つぶやくような皮肉なシャレが好きだ。
 もうほんとに起こることに半端がなくて、これでもかこれでもかと言わんばかりに襲撃がやってくる。一応怪我もしているけれど、生きていること自体あり得ない。いくら仕事とは言え、すでにその仕事の域すら超えている。でもよいのだ。何が起こったって、不死身の男なんだから有り得てしまうのだ。それがダイ・ハード節なのだ。今回はトラックを運転しながら戦闘機で狙われるシーンがイチ押しです。
 しかし今回は情報化事件だったので、パソコンをカチャカチャやってるシーンが多かった。敵チームは何から何までパソコンで制御していたけれど、一体その操作でどこまで何ができるのか、その点が今イチよくわからなかった。なのでまあ、逆にマクレーンの気持ちに近づけたと思っておこう。
 この作品で一番良かったのは、やはり全シリーズに通ずるマクレーンの不運で不死身なキャラと、うまく作り込まれた事件との組み合わせでしょう。もし五作目があるなら、早く作らないともうすぐマクレーンが退職してしまうよ…。
 

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