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ちょっとだけ発想を変えれば、 介護の世界は、変わる。 介護はファンタジーと笑顔で語る女性がいる。 NHKプロフェッショナル「仕事の流儀」に、 認知症介護にかける一人の女性、大谷るみ子が登場した。 大谷は、福岡県の大牟田でグループ介護施設ホーム長として、 介護のスタッフを束ねる。 常に笑顔を絶やさず、 認知症の方に寄り添い、 徘徊、暴言は認知症の人々のシグナル、 心の訴えだと、大谷は受け止める。 一番困っているのは、認知症の人自身と、 そう認識する大谷は、感じる心は残っており、 「心は生きている」と、優しく手を差し伸べる。 大谷は、認知症の方に向き合うとき、 「相手の方の世界にお邪魔する」、 そういうスタンスを常に持つ。 「あなたは大切な人」、 大谷はいつも認知症の方の話を聴き、 その人の過去のなんであるかを理解しようとする。 介護の世界では、地域との触れ合い、 地域の人の協力が不可欠であり、 認知症の人は、社会の一員だという考えである。 大谷がグループ介護の世界を知ったのは、 介護の世界の先進国「スエーデン」に、 38才の時、単身渡り、目の当たりに見たものは、 グループで認知症方の介護にあたる姿であった。 大谷はどんな状況であろうと、 決して逃げることはしなかった。 それは、今現在も。 認知症の方を一人の人間として、 その尊厳を認める大谷は、 「人は皆、それぞれ人生のリュックを背負っている」と、 考え、その中身を見ないとサポート出来ないという。 人が変わってしまうわけではない、 病気がそうさせる、そう訴える。 大谷の元に入ってきた新人の介護士がいる。 初めての夜勤に挑み、必死で頑張るが、 認知症の方との距離を詰め切れない。 相手の気持ちを掴めないでいる。 「自分がバタバタさせている」と、 先輩の介護士にアドバイスを受ける。 認知症の方に向きあうという基本姿勢を再認識し 「心と向き合うのが仕事」だと、大谷は、考える。 一人の夜勤を乗り切った新人の介護士。 向き合えば、見えない心が見えてくる。 こころは、生きている、大谷はそう信じる。 常に人は態度、言葉で自分を表し、 それをどうくみ取っていけるかは、 その人にどう向き合っているかに関わる。 人に対する接し方を、根幹的に考えさせられた。 |
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