読谷山焼の色見つぼ
やちむんの小さなつぼ。山田真萬さんのギャラリーで買い物をした時に、おまけで頂きました。
とても可愛らしいサイズで、つまようじ入れにしても少し小さいかなぁというぐらい。もともとの用途を考えたことがなかったのですが、つい最近になって、これが色見つぼだと知りました。
読谷山焼は、基本的には伝統的な登り窯で焼成をします。火力がコントロールしにくい薪による焼き上がりを調整する目安の1つが色見です。
作品と同じ土と釉薬を使ったテストピースで、窯焚きの際に共に焼き、判断が必要な時に色見穴とよばれる窯内を除く小さな穴から取り出して、焼き上がりを確認するためのモノ。
温度管理には温度計やセーゲルコーンという温度を計る道具もありますが、ムラの出来やすい登り窯では、炎の勢いや色合いを職人が経験で判断しながら、色見の釉薬の溶け具合等を確認して、薪の量や火を止めるタイミングを決めるらしいです。
各製陶地や窯によってテストピースのカタチが異なり、窯から引っ掛けて取り出しやすいリング状のモノだったり、平べったい棒状のモノだったりします。沖縄では色見つぼと呼ばれる小さなつぼが使われています。
なぜ、つぼのカタチにしているのでしょうね。釉薬の流れ具合が分かりやすいのかな…。本当の理由を知らないのですが、これならおまけでもらっても嬉しいですよね。実際に卓上用のつまようじ入れとして使えますし、飾っておくだけでもいいです。
もともと色見なので、あがりが粗いモノも多くありそうですね。でも、土の質感や釉薬の色合い等のやちむんらしさが十分に味わえ、焼き物としての新たな生命が与えられているように感じます。
Memo:
読谷山焼については#39 読谷山焼(その1)で詳しく書いていますのでそちらを参照して下さい。
■関連記事
#39 読谷山焼(その1) 読谷山焼の中皿
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