42 明石町
神戸のビジネス・センターの一角に「明石町」がある。
開港後しばらくたった明治5年 この辺り一帯が居留地として態を整えた時
南北に走る8条の道路に名前をつけた。
西から数えて2つ目がこの明石町。
さらに東へ播磨町 浪花町 京町 江戸町 伊藤町 東町と続く。
別に深い意味はなく 時のお役人が思いつきでつけたのだろう。
名勝「須磨・明石」からとったのかもしれない。
居留地の中で 明石町は海岸から山手へ真っすぐに通じる唯一の道で
メリケン波止場から上陸した人たちは少し迂回して この道を通って市中に
入ったというからそのころの神戸の表玄関だったわけである。
いま 居留地時代の面影は何一つ残っていないが トア・ロードを通して
緑の山がすぐそこにあり 風は潮の香りを運んでくれて ほどほどに活気と
落ちつきのある街である。
神戸の性格とでもいうのであろう。
長い間ここで働いている私には やはりこの良さがしみじみ味わえるのである。
川崎汽船社長 服部 元三この界隈の魅力をあますことなく書いてくださっっています。
このあたりから眺める山は、お天気によって本当に近く手が届きそうに
思うことがあります。
>緑の山がすぐそこにあり 風は潮の香りを運んでくれて ほどほどに活気と
落ちつきのある街である。
これですよね~