広告代理店マンへの10の提言
加藤 公一レオ [著]

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今回で「売れるネット広告」シリーズの連載は最終回になる。これまで「レスポンスを劇的に上げる秘訣」をなるべく分かりやすく書いてきたが、じつはネット広告を実践する際に何よりも重要なのはパートナーとなる広告代理店の扱いである。最後に失敗しないために必ず知っておかなければならない“広告代理店との上手な付き合い方”を紹介する。【バックナンバーはこちらから!(2008/06/11 10:30)

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このシナリオを読んで“あるある!”と思った方は、要注意!

 まず世の中の99%の広告主がインターネット広告で失敗するシナリオを見て欲しい。

 【某広告主の会社でのワンシーン】

 広告主経営者 :「今やITの時代だ。我々もそろそろインターネット広告を使った販促をしなければ」

 広告主担当者 :「そうですね。では各代理店を呼び出してコンペをやりましょう」

 広告主経営者 :「でも1社の代理店だけに任せるのは不安だから、2社の代理店に任せよう」

 広告主担当者 :「では今回は6社の広告代理店に声をかけます。その中から2社選びましょう」

 【オリエンテーションにて】

 広告主担当者 :「競合コンペを行います。○○のインターネット広告のキャンペーンを提案してください。予算は3,000万円。いっぱいお客様を獲得できるプランでよろしくお願いします」

 代理店営業担当者:「目標のCPAはいくらでしょうか?」

 広告主担当者 :「それは企業秘密だから教えられないな~。とりあえず商品が売れそうなプランを選びます」

 【競合コンペにて】

 代理店CD :「バナー広告はFLASHでキレイな動きのあるものでして御社のイメージにピッタリかと…(省略)」

 代理店媒体担当者:「メディアプランは御社のターゲットに向けた媒体を選定しまして…(省略)」

 (後日)

 広告主担当者 :「今回のコンペの結果、メディアプランはあまり差がなかったので、クリエイティブの面白さから判断して、A社とB社でいきます。来月から一気にキャンペーンを開始してください」

 【キャンペーン終了後】

 広告主担当者 :「インターネット広告のキャンペーン失敗だったよ。あのCPAでは全然採算がとれないよ。どういうこと?」

 代理店営業担当者:「実は広告は1回出しただけではダメなんです。何度も繰り返し出すことで効果が出るんです。また新しいクリエイティブとメディアプランを出しますので、もう1回やりましょう」

 広告主担当者 :「次回のキャンペーンは別の代理店C社も呼んでコンペをやるよ」

 …多少大袈裟に書いているが、もし当てはまる項目があれば、それが失敗の素かもしれない。


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プロフィール
加藤 公一レオ カトウコウイチレオ

1975年ブラジル・サンパウロ生まれ、アメリカ・ロサンゼルス育ち。西南学院大学経済学部卒業後、三菱商事株式会社に入社。その後、Euro RSCG Tokyo、株式会社アサツーディ・ケイ(ADK)にて、一貫してインターネットビジネスを軸としたダイレクトレスポンスマーケティングに従事。現在は単品通販が数多く存在する九州において、インターネット広告ビジネスの総合プロデュースおよびコンサルティング活動を行っている。その実践経験とノウハウをもとに、インターネット広告のレスポンスを“確実に”アップさせてしまうため、クライアント企業から「レスポンスの魔術師」との異名をとる。「宣伝会議 インターネット広告講座」「日経 NET Marketing FORUM」「Web広告研究会 WABフォーラム」 「ファインドスターフォーラム」など講演多数。「九州インターネット広告協会」会長も務める。著書に『単品通販“売れる”インターネット広告』 (日本文芸社)。




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