2009-01-05
■ウィーク・タイズだからこそ「大人の流儀」
シュンポシオン横浜でお世話になったid:taknakayamaさんが非常に示唆に富むエントリを書かれている。こういう考え方で、僕もブログと付き合っていきたいと思う。
ブログ上でコメントをして誉めあう、あるいは前向きなトラックバックをしたり、はてなスターをつけあうという行為には心踊るものがあります。それは人が持つ善意の発露に他ならないからです。日本の社会は人を正面きって肯定することにためらいをみせる悪癖がありますから、こうしたブログにおける行動様式には何物にも代えがたいよさがあると私は信じています。身内同士ですらなかなかできない「誉める/誉められる」関係を作る、そうした関係の型を自分自身に叩き込む練習として、ブログは私にとってすばらしい道具だということです。
全面的に同意です。「叩き込む練習として」という言葉にグッと来ます。ほめる技術はとても重要。
否定するのは簡単といえば簡単で、感情を表に出せばそれで済んでしまう側面がある。たが、褒めるという行為には哲学が求められると思います。「自分はこれが良いと思っているんだよ」とポイントを明確に伝えられないと、相手を逆撫ですることにも繋がる難しい行為です。はてなスターのいい所は「静かなる善意」をそっと伝えられたりする所なので、声高に主張するのが必ずしもベストではない。
余談ですが、はてなスターって敷居が高いらしいです。もっとはてなスターを使って「あなたの言ってることは良かったよ!」って伝え合えばお互い気持ち良いと思うんだけどなー。ゆるふわでいい感じ。
私はブログでは「ブログの仲間」といった言葉を使っていますが、「仲間」であるという感覚は強く持っています。その中から、「この人とは一生の友達になれるかもしれない」と言えるような付き合いも生まれてくる可能性は驚くほど高い確率で存在しているような気がしますし、すでに私自身はそんな関係を何人もの方と結んだような気にもなっているのです。
でも、だからこそ。ブログの仲間は、お互いがきちんと他人同士であることを意識していこうじゃないかと言いたいのです。そして、そのことに実は大きな意味があると私は考えています。
ブログを通じて知り合えた人って、基本的に波長が合うことが多いです。趣味・嗜好・考え方・方向性・価値観。そういったものがエントリの向こう側に見えて来ますので、それを暗黙的に共有できるメリットはとても大きい。
しかしそれは、ベクトルが合うがゆえに逆に言えば最も暴走する危険性のあるものを共有しているとも言えます。
だからこそ、お互いが他人であることを意識すること、つまり「親しき仲にも礼儀あり」の心を持つことが大切だと中山さんは主張されるのではないかなと推察します。趣味嗜好ベースだけのつながりで互いのポジションが形骸化すると裸の王様に近しい事態が起こる恐れもあるし、何より自分を鍛えるために必要なあるべき距離感・秩序が保てなくなる恐れが高い。
ウィーク・タイズだからと言って、夢見る少女になってしまってはいけませんよね。
仲間うちの関係に安住するのではなく、外に出て他人との関係を鍛え、楽しむ場としてのブログ。あるいは「シュンポシオン横浜」。知り合い以外とはちゃんと話ができませんというのではなく、きちんと外で自身を表現する場としてのブログ。
でも、これこそウィーク・タイズでしか出来ないことだと思います。
ストロング・タイズの環境下だと、会話の内容が惰性的に固定されてしまうことが過多ある。普段どおりというか、無難というか。これはもう、そういう力学が働きやすいとしか言えない。ウィーク・タイズの環境はゆるいがゆえにお互いの環境を壊さない上でぶつかり合いが出来るけど、ストロング・タイズだと自分の立場が不安定なものになることもあるので、なかなか難しい。
共有している環境が無いってことは、強制力が働きにくいことを意味します。職場・家庭なら然るべき強制力が働きますが、Webベースのお付き合いはそうはいかない。その中で適度の緊張感を持って互いに信頼感を持つ人間同士の関係を築くために必要なことは、「大人の流儀」だと思います。
緊張感を持つということは、対立することではありません。ジャブの打ち合いをやれってことでは無い。ただ、お客さん意識を持たずに相手を楽しませよう・自分も楽しもうという意識を持とうよ、ということです。そうでないと有機的な化学反応が起きないから。
梅田さんのオリジナルの定義とは意味合いは違うけど、僕はこれも大人の流儀だと思います。
どれほどの数の人がいても、一人ひとりの個性や経験や環境はすべて異なります。さまざまな個性や志向性を組み合わせていけば、「自分がやらない限り世に起こらないことをする」ことは必ずできる。これはだれにも開かれた考え方で、それがフラット化するこれからの時代に、仕事の上でコモディティ化しないための心構えだとも思うのです。
- 梅田望夫 「ウェブ時代5つの定理」 p.260
梅田さんが繰り返し主張しているのは、「個の固有性」は絶対に無くならないということ。つまり自分が自分であることは不可侵だってこと。それを意識した上で、自分の時間の使い方を戦略的に考えなさいということ。でもって、「ウェブ時代」っていうのはこういう軸で成り立っている世界だからそれは正しく理解したほうがいいよ、ってことじゃないかな。これに尽きると思う。
ウィーク・タイズのネットワークの中で、個の固有性というカードを握りしめつつ外に向い、楽しいポーカーゲームをやりましょう!
追記
ウィーク・タイズとストロング・タイズの概略は下記エントリをご覧下さい。
2009-01-02
■箱根駅伝の外国人留学生活用制度は今のままで良い
実家が箱根駅伝のコースにモロかぶるため、幼少の頃は狂ったように旗を振っていました。順天堂大学と東海大学が好きなのですが、今年は厳しそうなので残念です。青を貴重としたチームカラーが単純に好みなのと、東海大の佐藤のファンであることが理由です。今朝方うちのおかんとか親戚とかと箱根駅伝を見ていたのですが、「黒人留学生はえげつないわよ」とご立腹のおかんでありました。
このモデルは、走る能力を活かしてランナーとしてのキャリアを築きたい・お金を稼ぎたい留学生とその能力を活用して大学の宣伝効果・引いては特色作りを目指す大学側の利害が一致しているのが重要なポイント。
最初にこのスキームをやったのは、多分山梨学院大学だと思います。故・オツオリ氏がまだ記憶に残っている。10年ぐらい前なのかな。山梨学院ってそれまでは聞いたこともない大学でしたが、箱根駅伝に留学生は出てはいけないというルールは無いわけなので正当な学籍さえ持っていればOK。別に恥ずかしいことをやっているわけではない。2005年から、外国人留学生は1人だけ起用OKという制限があるようです。高校駅伝でも、最長区間である1区は留学生起用NGという制限があるようです。アメリカだったら「アホか」で終わりそうな議論ですね。
東海大の佐藤選手や東洋大の柏原選手がごぼう抜きするのはOKでダニエルの20人抜きはNGというのはあまりに乱暴です。能力があるんだからごぼう抜きしてしまうのはある意味必然なのですが、なんていうんでしょうか、「カネで能力を買った」的な汚臭がするとでも言いましょうか。マネーゲーム的な。0には出来ないですよね。箱根駅伝って勝ち負けに徹するよりも風物詩的な要素を多分に含んでいるので、余計にそう映ってしまう。
大学関係者からすれば、いきなりレベルの高いランナーがやってきて自分の大学を負かしに来るのは面白くも無いでしょう。僕が高校の頃はちょうど松坂が横浜高校にいた頃で、松坂がケガでもしない限り甲子園出場は無理だなと諦観しておりましたが、それと同じ悲しみがちょっとあります。毎年外国人留学生が目の上のたんこぶになるチームのほうが絶対的に多いので、反感も相当買うと思います。
この問題はバランスが取れていればそれでいいような気がするので、今の制限つきで活用する措置は妥当だと思っています。
同じ学生なんだから制限つけず活用すればいいというのは乱暴。元々どういう意図で作られたのかは知らないし、もしかしたら全部ビジネスなのかもしれないけど、箱根駅伝はアマチュアの学生が戦う大会であって、プロがシノギを削る場所じゃないんです。プロはプロの舞台があります。大学生には大学生の舞台があります。日本国内の陸上人気を背負って立つ大イベントなので、*1勝敗が最優先事項になるのは箱根駅伝の立ち位置にそぐわない。
が、全く門戸が開かれていないのも限界があるので、今の制限付きの形で執り行うのが妥当だと感じています。最もバランスが取れているように思います。
*1:それゆえに燃え尽き症候群が多発しているらしいけど
2008-12-29
■2008年をゆっくりと振り返る
今年は激動の1年になったなぁとしみじみ思います。理由は、表に出るようになったからに尽きます。
1月〜3月
第2回BPMオフを自社で開催したり、java-jaの賛同者に名を連ねたり。
昨年12月にTwitterやらスーツのエントリやらで、引っ張り出されるような形で表に出るようになった。
この頃はコミュニティに何にも考えてなくて、よくわかんないけどやれる立場にあるならやってみるか、という気持ちだけで動いていた。
USTでにぽたんと数年ぶりに再会したのもこの時。その半年後に同じイベントに出るなんて思ってもいなかった。
4月〜6月
過疎化著しい197Xsの第1回LTパーティーをやった!それなんてjava-j(ryとか言わせない!
まなめ王子と萌やし祭りでお会いした!お台場かなり寒くて困った!
過去最大の祭りに発展した結婚的な何かのエントリを書いた。
なんであんなこと書いたんだろうと思うけど、きっと自分が納得したかったんだと思う。
もうこれ以上のことは絶対に書けないと思い、軽く燃え尽きた。
これを読んで僕を知った人と、それより前に僕を知った人では、印象がずいぶんと違うっぽい。
4月〜5月は今年で一番アクセスが多い時期で、色んなフィードバックに対してうまく対処できなくなった。それで、3日ばかり閉鎖したこともあったなぁ。
閉鎖した翌日にjava-jaが「春の卑猥なパン祭り」を開催していて、ほんとこいつら・・・って思った。
で、6月末で今までやっていたプロジェクトが終わった。おつかれさまでした。
essaさんに英訳頂いたのもこの時。ほんとこの3ヶ月はBlog充。
また、この頃にはてブで大ブームとなった「10年泥」の議論が活発になる。これがきっかけで未来サミットにつながった。
7月〜9月
夏ごろから脅威のオフ充のターンになる。チャネルは全部Twitter。
ぐりさん、まなめさん、タケルンバさん、らぶちょこ姉さんと初めてお会いしたのが今年の7月。
dropdbやべにぢょさんと会ったのも7月。
多分7月だけで30人近い人に会った気がする。ほぼ毎日誰かとご飯食べていた。
バキニゲされたのも実はこの時期だったりする。
タケルンバ卿の「発言を額面どおりに受け取る」というエントリに感銘を受けて、結婚エントリと同じぐらい気持ちの乗ったエントリを書いた。
社交辞令の効かない会に社交辞令の効かないエントリを書いて入会を表明。
おかげさまで大ヒット。タケルンバうめぇwww
そして、エンジニアの未来サミットの開催。
色々反省点はあるものの、開催できたことが嬉しかった。形を残せたことに強い意味を感じた。また、やろうね。
開催直後に受託開発についてエントリ書いたら、ひがさんが拾ってくれたのをきっかけにWassrとはてブで同時に祭りになった。おまえら大好き。
膝枕写真だけでホッテントリに入ったのは、きっと僕だけ。ネット芸人として確かな1歩を踏み出した。
「自重はダークサイド」がどんどん前に出て行ったのもこの時期から。
197Xでid:n_shuyoさんが書いてくれた「ござ先輩」がひとり立ちした。まさかこうなるとは。
リアルとネットが同じベクトルに向くと、人生にブースターがつくみたいです。
10月〜12月
迷いっぱなしの時期だったなぁ。
この頃に僕なりに結構大きな決断をして、絡まった糸をブチ切ってみたいはいいけれど、UP&DOWNの繰り返しで。
理由を求めている自分に「要は勇気がないんでしょ」状態。
そんなのもあって、エントリの内容もBlogや考え方をテーマにしたものが増えた。
2007年までは技術・業界ネタしか書いていなかった。今年から、軸はぶれないように枠を広げる試みをした。
最後の砦(って書き方でいいのかなw)である、iGirlのあさみさんともお会いできた。トナカイ最強伝説。
シュンポシオン横浜にもお邪魔した。
残念ながら、クリスマスはタケルンバと中華になってしまいました。
昨年のクリスマスは、り・・・の余波で落ち込んでいたのでロンリーでした。
来年はミソジーになっちゃうので、そろそろ本気出す。
謝辞
gothedistanceとしてお会いできたみなさん、ほんとお世話になりました。
空気読めない僕にお付き合いくださり、ありがとうございました。
1年を振り返って、僕なりに僕の責務があるんだなってことを感じてます。
来年も変わらぬ叱咤激励のほどをゆるふわでお願いいたします。
ござ先輩より
2008-12-23
■価値を正しく判断できるようになるために、勉強がある。
広く言えば、勉強することの意味はすべてここに帰結すると僕は思っている。
学生の頃の頭の良さ、端的に言えば受験勉強的に◎な頭の良さは、概念を吸収する力でしょう。つまり、何を言いたいのかを理解できる力。何が求められているのかを考える体力をつけるために、学生は勉強しなくてはならないと僕は思う。知的体力重要。知的体力というのが無いと、概念と概念がぶつかったときとか、自分が理解できない未知の領域がやってきたときに、考えることを放棄しちゃう。
こーゆーのは、僕が思うに「インプット」に即した頭の良さだと思う。
でも、インプットだけでは何も生まれないことを問われる時が来る。それが、社会に出るとき。
でも、実際に必要なのは、「なにをどう勉強すればいいか考える力」。その力がないと勉強ができなくなる。勉強ができなくなるから、だめになっていく。
学生のころ勉強ができた人が、社会人になってだめになってしまうのは、「どう勉強すればいいか考える力」がかけているせいじゃないかな。社会人になったら、どう勉強すればいいのか誰も教えてくれないから。
なので、ひがさんのおっしゃる通り「出す」頭の良さというのが求められる。オレはお前のパパじゃないって感じだよね。アウトプットを出すためには、そもそもインプットがなければ生まれないわけで。アウトプットを出すためには、インプットを血肉に変えて自分なりの色を出す必要があって、それが「どう勉強すればいいかを考える力」が求められる領域じゃないかな。
でもさ、結局それってなんのためにあるのか?
やっぱり、物事を正しく判断する軸を持つためにあるのでは?
正しく判断するってことは、あなたが接している物事がどんな価値を持っているのかを正しく認識できることでしょう。それって総合的な器の問題だよね。でも、勉強でしか鍛えられない要素だと思う。
頭の回転の速い人は世の中すげーいっぱいいるけど、やっている行いが愚行だったらそいつはバカだってことになるわけで。勉強が習慣になっているひとって、何らかのToBeを描くことが出来ると思う。Tobeを示せないなら、誰かのTobeの中で生きざるを得ない。
というわけで、この勉強の先にはどんな価値があるのかを念頭に置きながら、勉強に勤しむべきです。
2008-12-21
■[1981s]第2回 1981s忘年会に行ってきた。
id:kensuuの日記っぽく書くことにした。
集合的な何か
- 19:00集合にちゃんと間に合った。集合場所もちゃんと覚えてた。
- 一番最初に会ったのはid:fd0とid:tarotarorgだった。
- id:tarotaroorgはどうやってid:manameが自分のエントリを見つけたのか未だに謎らしい。
- ま た ま な め だ。お そ ろ し や。
- id:love_chocolateが渋谷東急をさまよってた。
- id:NA_geekが後ろに歩いたはずなのに途中ではぐれた。
- 会場入り口でid:MameMameとid:NonStopKに会った。
- さすがに100人規模になると20人ぐらいしかわからん。
- え、それってオフ充じゃねっていう突っ込みはナシで。
一次会な何か
- なんかえがみひろゆきさんっていう挙動不審なひとがいた。
- 風説によるとセフレが2人いるらしい。お前ら信じちゃだめだぞ!
- しきりにどこかで会いませんでしたかと言ってた。テラ初対面だぞ。
- つーか、お前オレのブログ読んでないだろ。話はそこからだ。
- ウーロン茶を頼んだに出てきたのはジンジャエールで絶望した。
- えがみの面に誰かが「GoTheDistance」って書いてくれた。けんすうが犯人らしい。
- id:wadapの体脂肪率が一桁に突入した。ボディをハックしているようだ。
- でもおねーちゃんのゲット率も体脂肪率に比例して下がっている気がする。
- なぜかわだっぷの名札が取れてオレの名札にJOINしたので、Linux的なソレかいてますとかうそついた。
- 全くウケなかった。返事がない。ただのしかばねのようだ。逝ってくる。
- dropdbが来てた。ひさしぶりー!
- らぶちょこ姉さんはid:nipotanと話し込んでた気がする。
- malaさんを始めて見た。長髪パネェ。それしか思い出せない。
- でもツンデレな感じなんで怖くないよってid:acotieが教えてくれた。
- みんな個性があって面白い人たちばっかりだ。いい集まりだ。
二次会的な何か
- ごめん、えがみに疲れたんで帰っちゃった。
おつかれさまでした
幹事のゆーすけーべーさん、acotieさん、けんすうさん、ありがとうございました。


